福岡市でメイクレッスン・骨格分析をしているBlue Starの長谷川です♪
今回は非対称な眉を修正し、エレガントなアーチ眉に仕上げるためのテクニックを解説します。
単に描くだけではない、錯覚を利用し、顔全体の美しさを引き上げる「眉メイクの極意」を紐解き、あなたの眉メイクに革命を起こしましょう。

1. 徹底した「現状の観察」から始める
メイクの第一歩は、対象となる眉の徹底した分析です。
次のような非対称性のパターンをよく見つけ、修正の戦略を立てます。
頻出する非対称パターン
高さの非対称: 片方の眉全体が、もう一方の眉よりも上がって見える。
眉山(ピーク)の位置ズレ: 左右で眉山の最も高い位置が大きく異なっている(例:片方が黒目の真上、もう一方が外側)。
眉尻の長さ不足: 鼻翼から目尻を通る延長線よりも、眉尻の毛が不足している。
💡 重要な事前知識:トリミングの注意点
強調したいのは、安易に眉の長さを短くしすぎないことの重要性です。
眉コームなどで救って長さを切ってしまうと、生えているところが直線的に出てきてしまい、元々の左右非対称な部分が強調されて、修正が非常に難しくなります。
毛の長さや流れには、濃淡で「ごまかしが効く」というメリットがあるため、修正が必要な部分の長さをギリギリまで残すことを選びます。
2. 錯覚を利用する「高さ調整」と「位置補正」の戦略
上がっている眉を「下げる」ことが、非対称性を解消する最大の課題です。
次のような戦略をとります。
ステップ① 上側は無視し、下側を補強する
高い側の眉に対して、上側のラインを剃ったり、薄くしたりして「下げる」努力はしません。
上側を無理にいじると不自然になりやすいからです。
代わりに、低い側の眉、または高い側の眉の「下ライン」を丁寧に描き足して、視覚的に高さを揃えます。
ステップ② 下ラインで「下げる」錯覚を起こす
高い眉の高さを下げるために、目の錯覚を利用します。
「高い眉であっても、上側をいじらず下側だけを濃く描くようにすると、視覚的な重心が下がり、眉全体が下がって見えてくる」
下側のラインを精密に描くことで、眉の土台が安定し、高い位置にあるという印象を軽減できます。
ステップ③ 眉山のピークをカットで移動させる
角度が強すぎる眉、または位置が内側(黒目の真上など)すぎる眉山は、そのピークを数本カットして位置をずらします。
目的: 角度を緩やかにし、眉山のピークを理想的な位置(黒目の外側あたり)へと移動させる。
効果: 印象が柔らかくなり、顔全体にエレガントなバランスが生まれます。
3. 「アーチ眉」で仕上げるエレガンス
修正を終えたら、全体の形をエレガントな「アーチ」で仕上げます。
理想のアーチライン
平行眉にしすぎると、非対称な部分のバランスが逆に際立ちやすくなります。
そのため、エレガントで柔らかな印象を作りやすいアーチを選択します。
特に、眉山から眉尻にかけて、わずかな丸みをつけることで、直線的な印象を和らげることができます。
エレガントさの基準
基準とする理想的な眉山の位置は、「黒目の外側あたり」です。
眉山が中央に寄りすぎると「強さ」が際立ちやすい一方、外側に設定することで、顔全体に落ち着きとエレガントな雰囲気が生まれます。
眉を極めて「美人度」を上げる
眉の左右非対称や、角度の付き方をメイクの技術と錯覚で攻略し、エレガントなアーチ眉に仕上げることは、顔全体の美しさを最大限に引き出すための鍵です。
是非このテクニックを、あなたの眉メイクに取り入れてみてください。
