福岡市でメイクレッスン・骨格分析をしているBlue Starの長谷川です♪

 

年齢を重ねるにつれて、「なんだか顔が長く、ぼやけて見えるようになった」と感じたことはありませんか?

実はこれ、メイクで簡単に補正できる、顔の「重心」の問題なのです。

 

今日は、大人女性が抱えるこの「間延び感」の正体と、視覚効果を使って若々しいバランスを取り戻すメイク術をご紹介します。

 

「濃いリップ」が間延び感を助長する理由

「顔の印象がぼやけるから、濃いめの鮮やかなリップで華やかにしたい」と考える方は多いでしょう。
しかし、ここに落とし穴があります。

 

唇は顔の下半分に位置するパーツです。
そのため、リップの色やツヤを強く強調しすぎると、視線が顔の下方向へ集中してしまいます。

 

この目の錯覚(重心の錯視)により、顔全体の重心が下がって見え、結果的に「鼻から下」が長く見える間延び感をさらに助長してしまうのです。

 

大人の顔が間延びするメカニズム

顔が間延びして見える原因の一つは、下顎と頬骨をつなぐ咬筋(こうきん)の衰えにあります。
この筋肉が弱まると、下顎を支える力が衰え、特に鼻と唇の間(人中)を含む顔の下半分が重力に引っ張られるように長く見えやすくなります。

 

これは避けられない加齢現象ですが、メイクの「理論」でカバーすることが可能です。

 

鉄則は「目は強く、口元は控えめに」で重心アップ

間延び感を補正する鍵は、視線を顔の上半分に集めることです。

 

これこそが、「重心の錯視」を利用した大人メイクの鉄則。
顔全体の重心を引き上げれば、若々しい比率に近づけることができます。

 

難しいテクニックは不要です。
以下のパーツで「目ヂカラ」を強調し、視覚的な重心をアップさせましょう。

1. 眉:ふわっと太めで「明るい」印象に

眉を太めに描くことで、顔の上部に自然と視線が集まります。
さらに、眉マスカラやコンシーラーを使って毛の色を淡く(明るく)すると、ふわっとした抜け感と今っぽさが加わり、顔の印象がより軽やかに引き上がります。

2. アイメイク:コーラルとダークカラーで目ヂカラをプラス

アイシャドウ

黄みよりのコーラルなど、肌なじみの良い色を選ぶと、くすみを飛ばしつつナチュラルに目ヂカラをアップできます。

 

アイライナー

ダークブラウンやバーガンディカラーなど、深みのある色で目の輪郭を際立たせます。まつげとまつげの間(粘膜部分)を埋めるように細く描くと、より目元が引き締まります。

 

まつげ

ビューラーとマスカラ下地でまつ毛をしっかりカールさせ、長さをキープすることで、瞳に光が入り、上方向への印象がさらに強まります。

 

メイクは「理論」で変わる

メイクは「センス」や「感覚」に頼るものだと思われがちですが、実際は、目の錯覚や比率の法則を応用した理論的な技術です。

 

年齢による顔の変化を知り、それに対処する「理論」を持つだけで、毎日のメイクは劇的に変わります。

リップに頼るよりも、アイメイクで視線を上に集めること。
これだけで顔全体が引き上がり、若々しい印象に補正されます。

 

この視点をぜひ取り入れてみてください。

 

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