福岡市でメイクレッスン・骨格分析をしているBlue Starの長谷川です♪
印象的な美しい目元は、まつ毛の仕上がりで大きく変わります。
最近のマスカラは優秀ですが、最上級の「きれいなセパレート」を実現するには、丁寧なプロセスとテクニックが必要です。
ここでは、ビューラーの選び方からマスカラの塗り方まで、美まつ毛づくりの基本となる重要なステップを解説します。

1. ビューラー選び:基本中の基本
ビューラーは、ただ挟む道具ではありません。
ご自身のまぶたの形やまつ毛の質に合わせた選び方が、美しくカールさせる最初のポイントです。
まぶたの厚みで選ぶ
ビューラーのカーブや幅は、まぶたの厚みや目の形にフィットしているかが重要です。
まぶたが厚め・腫れぼったい方
ポイント: ビューラーの面が広いタイプを選び、まぶたをグッと持ち上げながら根元からしっかり挟めるものがおすすめです。
まぶたが薄め・凹んでいる方
ポイント: 薄型のものやカーブがなだらかなものを選ぶと、まつ毛の根元にゴムの部分をフィットさせやすくなります。
目の幅とカーブで選ぶ
目の幅が標準〜広い方
ポイント: ご自身の目の幅にフィットする幅感のものがベストです。
目の幅が狭い・目頭と目尻をしっかり上げたい方
ポイント: 目のカーブに合わない場合は、無理に一発で上げようとせず、カーブの浅いものをチョイスし、目頭と目尻を分けて2ステップで上げる方法がおすすめです。
ゴムの硬さで選ぶ
まつ毛の毛質によって、ゴムのクッション性にも注目しましょう。
毛が太く、硬い、直毛の方
ポイント: ゴムが硬めでクッション性が少ないもの。
挟んだ時のテンションが強くなり、しっかりカールをつけられます。
毛が細く、柔らかい、比較的上がりやすい方
ポイント: ゴムが柔らかめでクッション性があるもの。
毛に負担をかけすぎず、やさしいテンションでカールさせることができます。
2. 仕込み:カールキープの要
マスカラを塗る前の「仕込み」が、カールの持ちとセパレートの美しさを大きく左右します。
ドライな状態をつくる
まつ毛が濡れていたり、スキンケアやファンデーションの油分がついていると、カールはつきにくく、マスカラも落ちやすくなります。
パウダーで油分をオフ
プレストタイプのスキンケアパウダーなどをパフに少量取り、ベースの時点でさっとまぶたやまつ毛の根元に軽くのせます。
スクリューブラシでとかす
パウダーをつけた後、スクリューブラシでまつ毛全体をとかし、パウダーを均一に行き渡らせてドライな状態にします。
下まつ毛にもチップを使って根元にパウダーを軽く押さえつけるように置くと、持ちがよくなります。
ビューラーを清潔に保つ
ビューラーにマスカラや油分の汚れが残っていると、それがまつ毛に付着し、仕込みの効果が半減します。
ポイント
定期的にクレンジングウォーター(油分を含まないもの)を綿棒の先端につけ、ビューラーのゴムや金属部分を拭き取り、ドライな状態にしてから使用しましょう。
3. ビューラー・マスカラのテクニック
正しいビューラーの使い方とマスカラの塗り方で、まつ毛を扇状に美しく広げます。
ビューラーの角度と基本動作
鏡を見る角度
鏡を下に持ち、斜め45°(わからなければ「自分の膝を見る」角度)で正面を見ます。この角度が根元から挟みやすいベストポジションです。
カール動作
まつ毛の根元にビューラーを深く入れ、グッと押し当ててから3回程度軽くテンションをかけます。
その後、ビューラーを少しずつ毛先へずらしながら、それぞれ3回ずつクリップし、3段階でカールを作ります。
目頭・目尻の調整
目頭や目尻の上がりにくい部分には、ミニビューラーを使用し、根元にグッと入れてから1回1回仕上がりを確認しながら調整します。
マスカラ塗布の基本と扇状セパレート
マスカラは「根元が濃く、毛先に向かって細い」グラデーションと、「扇状に広がるセパレート」を意識します。
基本の塗り方
中央のまつ毛の根元にブラシを入れ、2〜3秒キープして液をしっかりつけます。
そのまま根元から毛先に向かってスッと抜きます。
扇状セパレートのテクニック
中央: まっすぐ上に抜きます。
目尻側: 根元に液をつけた後、斜め45°に抜いていきます。これにより、まつ毛が外側に向かって広がり、目の幅を広く見せます。
目頭側: 根元に液をつけた後、斜め45°に抜きます。ブラシを立てて塗ると、細かい毛もキャッチしやすいです。
微調整とセパレート:液をつけた直後に、爪の裏や綿棒を使ってまつ毛を軽く持ち上げたり、方向に沿って整えたりすると、より美しいセパレートとカールが定着します。
この基本のテクニックを習得することで、ご自身のまつ毛の美しさを最大限に引き出し、理想の目元印象を自在に作り出すことができますよ!
